血管プラーク改善の神様マクロファージを活性化させる食材はこれ!

血管プラークが改善する食材

糖質オフ食材と血管プラーク食材を比較して、糖質オフで食べて良い食材でも、継続的かつ頻繁に、あるいは大量に食べると、血管プラークを肥厚(悪化)させる食材をチェックしてみました。

意外な事実が明らかになりましたが、詳細はこちらでご覧ください。

糖質オフ食材と血管プラーク肥厚食材の徹底比較で分かった食べてはいけない食材はこれ!
糖質オフと血管プラーク改善の複眼思考へ 9月26日の記事「あすけんダイエットAppでゆるい糖質オフ?血管プラーク改善?あなたはどちら?」で...

血管プラークを肥厚させる食材の判定は、久留米市の真島消化器クリニックの真島医師によるHPを参考に作成しましたが、今回も真島医師のHP情報を参考に、血管プラークを改善させる食材について考えていきたいと思います。

前回同様、糖質オフ視点でも簡単に比較検討していきます。

血管プラークを食べるマクロファージとは?

血管プラークはマクロファージというアメーバ状の細胞が掃除をしてくれます。

このマクロファージは白血球の一種で、体内に侵入した細菌や異物を取り込んで消化する働きをするので、大食(たいしょく)細胞、貪食(どんしょく)細胞とも呼ばれます。そして細菌や異物に抵抗するため、免疫情報をリンパ球に伝える細胞(抗原提示細胞)でもあります。

マクロファージの貪食機能を高める成分を持つ食品を摂取すれば、血管プラークは減少することになります。真島消化器クリニックHPの脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法の巻頭には、脳梗塞・心筋梗塞は完全に予防できる病気とした上で、次のように書かれています。

血管のプラークは主に口から入る劣化(酸化)コレステロールが沈着したものですが、これを減らすコツは“道路清掃”と同じです。
「誰かがゴミを散らかし、誰かが片付けている。
ゴミを散らかしているのは、あなたの口なのです。
ゴミを片付けているのはマクロファージです。
マクロファージは毎日掃除してますので、散らかす量を極端に減らせばゴミは減るのです。少し減らしただけでは現状維持でしょう。ですから時間がかかりますが、確実に減ります」

“確実にゴミが減る”と確信が持てることはとても心強く、励みにもなります。

血管プラークが改善する食材はこれ!

カテゴリー 料理・食材 血管プラーク改善 糖質オフ
海産品 ところてん
もずく、めかぶ、とろろ昆布、ガゴメ
日配・加工品 豆乳ヨーグルト
納豆・味噌汁
飲料 甘酒(砂糖不使用)
無果汁野菜ジュース
トマトジュース
還元水
その他 ビール酵母

真島医師の必須推奨食品は次の通りです。

第1位は「ところてん」、第2位は「豆乳ヨーグルト」、第3位は「甘酒(砂糖不使用)」、第4位は「納豆・味噌汁」、第5位は「無果汁野菜ジュース」、第6位は「ビール酵母(エビオス粉末)」となっています。

各食材についてのコメント

ところてん+海藻

天草を原料に作られるところてんは毎日最低150g 、すでに血管の肥厚が進行している場合は300g摂るのが良いとのことです。ところてんを週に1~2回程度では効果が出ないようですので、週に6回以上です。

併せて、もずく、めかぶ、とろろ昆布、ガゴメなどの海藻を週3~5回程度いただくことをお勧めしています。海藻類にはフコダインが含まれ、マクロファージを活性化させます。

豆乳ヨーグルト

治験経験からも改善の実績があり、真島消化器クリニックでは必須のお勧め食品として指導されています。1日2個食べるのが良いとのことです。市販品でなく、豆乳(無調整)を発酵させた自家製でも。酵母菌と乳酸菌で発酵させたときにできるスフィンゴシンがマクロファージを活性化して貪食能力を高めます。

甘酒

できるだけ砂糖不使用で発酵させた自家製の甘酒です。市販の甘酒でも消化酵素の効力はありませんが、ビタミン等の栄養素は残っています。1日30ccまでを推奨、多くても50ccまでとのことです。

納豆・味噌汁

これは糖質オフでも推奨される食材です。味噌汁は一般的に塩分が多くなりますが、血管プラーク改善では塩分摂取による高血圧よりも動脈硬化改善の優先度が高いとされます。血圧が高くなければ摂取しても構わないようです。

無果汁野菜ジュース

無糖、無塩、無果汁のトマト・緑黄色野菜入りの野菜ジュースです。これはカゴメの野菜ジュースなどがあります。野菜ジュースをによっては手が黄色くなることがありますが、その場合は野菜ジュースを1杯としトマトジュースも飲用するが良いようです。野菜ジュースは1日1~2杯としていますが、やや多めでも良さそうです。

ビール酵母(エビオス粉末)

エビオス錠剤は硬化油で固めているので、あくまでエビオス粉末を購入し、朝夕合計3gまでを摂取します。上記の野菜ジュースに混ぜても、料理にかけて食べてもいただくことができます。筆者は野菜ジュースにかけて朝晩飲んでいます。食物繊維のβ-グルカンなどがマクロファージの活性を高め、ナイアシンはプラーク形成を抑制、グルタチオンには抗酸化作用もあるとされます。

還元水

還元水を飲用して脂質の酸化・劣化を軽減する方法もあります。家庭用の浄水装置などで還元水(電解水素水)を作るものがあれば、是非飲用しましょう。

まとめ

血管プラークを改善させる食材は、糖質オフ的にみても迎合する食材です。したがって、積極的に血管プラーク改善食材を摂取することに違和感はないと思います。

真島消化器クリニックの真島医師は、動脈のプラークを退縮させる医学的な食事療法として、「Medical diet for Regression of Arterial Plaque」(動脈プラーク退縮のための食事療法)、略して「RAP食」なるものを提案しています。

真島先生によれば、HPの中で、

「RAP食」をザックリ説明するなら・・「油炒め・天ぷら抜きの古典的な日本食」

と説明されています。

「RAP食」&豆乳ヨーグルトを飲用すると、マクロファージを活性させて脳梗塞や心筋梗塞などの血管病の予防のみならず、花粉症やインフルエンザの防止、ガン細胞が増えるのを阻止している可能性もあるとしています。

「RAP食」&豆乳ヨーグルトが、ガンの進行抑制や再発予防となったら、これは本当にスゴイことだと思います。

その意味で、マクロファージを「神様」と崇め、マクロファージが活性化するお供え物をする価値が十分にあるといえます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告336×280
レクタングル(大)広告336×280

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする