軽い運動と食後血糖値の関係
糖質オフの本を読んでみると、基本的には運動をしなくても糖質制限によって体重が減少していくと書かれています。
しかし、ゆるい糖質オフでも、食後30分~45分は血糖値がピークになり上昇することに変わりはありません。軽い運動や有酸素運動は、食後血糖値の上昇をゆるやかにし、血管への悪影響を最小限にする効果があります。
やらないよりはやった方がよいことは明らかですから、あまり構えないで毎日続く軽い運動、エクササイズを行う習慣を身につけたら良いのではないかと思います。
筆者は「ウォーキング」をやることにしました。サラリーマンやOLさんにとっても「ウォーキング」は、通勤途中にできる最もやりやすい運動です。
ジョギング用のウェアやシューズを買い揃えて公園や街中を走るというのはもっとおすすめですが、ジョギングは三日坊主に終わってしまった経験があり、通勤途中や昼休みに手軽にできる「ウォーキング」がベストではないかと思っています。
テレビを観ながらの健康器具もOKです。
ウォーキングの歩き方
通勤時や帰宅時に一駅~二駅くらい前の駅で降りて歩いてみましょう。エスカレーターではなくたまには階段を使ってみましょう。
やや速足で、一日で10,000歩、20分をひとつの目標に歩きましょう。万歩計を使って記録する、スマホの健康系アプリで記録するのも励みになります。
「ゆるい」がコンセプトなので、目標に達しなくてもいっこうに差し支えありません。普段と違う景色を見て楽しむ。季節の移ろいを感じて歩く。新しい店の情報をリサーチする…。
歩くことでインスリンの働きが良くなる。体の血流が良くなり脳が活性化、自律神経も整ってストレスの解消にもなります。
サラリーマンでも、ビジネスバッグをディパックに変えて両手をフリーにして歩きやすくする。また、革靴風のウォーキングシューズを履く方が足への負担が少なく、歩きやすくなることは言うまでもありません。
たとえばマラソンイベントなどを目標にして…
普段からジョギングをする方は、毎日続けられる運動を実践をしているでしょう。
少し自信があれば、東京マラソンや軽井沢ハーフマラソンなど、各地で行われるマラソンイベントに参加することを目標にして挑戦していきましょう。
運動も糖質制限同様、“ゆるめ”ですから、完走できなくたって構いません。参加することに意義があります。参加しなくても、まずは見学に出かける、イベントに行ってみるだけでもいろいろな発見がありそうです。
目標を持った挑戦が普段から身体を動かす習慣化のキッカケとなり、少なくとも運動面から健康を手に入れることができると信じています。