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糖質オフに関する資格・検定があることをご存知ですか?
ここ数年、糖質オフアドバイザーや関連インストラクターというような資格や検定が登場し、その取得者も年々増えているようです。
糖質オフを実践していると、だんだんと糖質オフに関する知識が身につきますが、資格取得は糖質オフについての理論や実践方法などを体系的に学べる良い機会なのではと考えています。
そこで、今回は糖質オフの資格や検定はどのようなもので、どうしたら取得できるのか、取得することで今後の糖質オフの実践に役立つのかなどを見ていきたいと思います。
糖質オフに関するアドバイザーの認定団体は2つ
糖質オフに関するアドバイザー認定する団体は、現時点で2つあります。
一つは、一般社団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する「糖質OFFアドバイザー資格」、もう一つは、一般社団法人糖質オフスタイル協会が認定する「糖質オフアドバイザー検定」です。
糖質オフに関する資格・検定の内容を比較してみた
両者のHP情報を参考に、両者の比較表を作成してみました。
認定主体と名称
一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)は、職業能力の開発や教育を目的に設立され、さまざまな分野に関わる資格認定を実施しており、その中の一つとして「糖質OFFアドバイザー資格」があります。
一方、一般社団法人糖質オフスタイル協会は、生活者が糖と病気の知識を持つ環境を創り、糖質オフをスタイルとすることで生活習慣病予防に貢献していくことを理念としており、この一環として「糖質オフアドバイザー検定」があります。
受験資格と受験方法、合格基準
「糖質OFFアドバイザー資格」は、認定教育機関であるキャリアカレッジジャパン(通称:キャリカレ)で所定のカリキュラムを1日15分、標準3ヶ月間学習し修了する必要があります。最長700日間(約2年)はサポートがあり、自分のペースで学習ができます。受験は随時在宅で可能で、得点率70%以上が合格となります。
「糖質オフアドバイザー検定」は、3時間の講義終了後、テキストを見ながら30分の筆記試験となります。3時間の講義は、純粋に講義のみで料理実習などはありません。合格基準はHPには記載がありませんが、糖質OFFアドバイザー資格同様、得点率70%以上程度かと推定します。
ともに、テキストを見ながらですので、落ち着いて安心して受験ができます。
学習内容と合格基準
「糖質OFFアドバイザー資格」は、糖質と体の基礎知識、糖質制限実践法、糖質制限食事プランの組み立て方を3ヶ月で履修します。栄養科学の理論の基礎から実践法、具体的な食事プランまでと学習範囲が広い印象を受けます。
一方「糖質オフアドバイザー検定」は、糖質と糖化、糖質オフスタイルについて、甘味との関わり方を履修します。3時間の限られた講義ですから、糖質の基礎の部分といかに長続きする糖質オフのスタイルを身につけて生活習慣病の予防につなげるか、甘味との関わり方など、より身近で実践的な内容との印象を受けます。
取得費
「糖質OFFアドバイザー資格」は、ネットからの申し込みの場合、認定教育受講と受験料を合わせて43,600円です。
「糖質オフアドバイザー検定」は、レッスン費・教材費、認定料を合わせて16,000円です。
履修内容と履修時間が異なるため単純な比較はできませんが、じっくりと取り組むなら「糖質OFFアドバイザー資格」、すぐに手っ取り早く取得するなら「糖質オフアドバイザー検定」ということでしょうか。
関連資格と同時申込特典
「糖質OFFアドバイザー資格」とのセットで、ダイエットインストラクター(69,000円)、スポーツフードアドバイザー(78,000円)です。ネットからの申し込みで1万円割引となります。
また、「糖質オフアドバイザー検定」では、インストラクター検定(78,000円)との同時申し込みで、84,000円のところ6,000円引きの78,000円になる特典があります。なお、料理だけでなくセミナーの両方ができる認定講師(98,000円)、糖質オフアドバイザー検定を開催できる講師を養成する検定講師(98,000円)もあります。
その他特典
「糖質OFFアドバイザー資格」は、身近な食材で簡単に料理できる「糖質OFFレシピ集100品」や携帯に便利な「糖質OFF食材・メニュー選びハンドブック」がもらえます。
「糖質オフアドバイザー検定」は、講義でAGEsセンサーを使ったスコア計測があります。また糖質オフアドバイザーでは有償の活動はできませんが、糖質オフインストラクター検定に合格するとビジネスの活動ができる規約になっています。さらに高みを目指すなら、既出の認定講師や検定講師の制度があることも特典といえるでしょう。
まとめ
現在、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)の「糖質OFFアドバイザー資格」、一般社団法人糖質オフスタイル協会の「糖質オフアドバイザー検定」があることが分かりました。
それぞれに設立の趣旨が違い、勉強方法や取得方法にもそれぞれの特徴があり、甲乙はつけられません。時間と予算が許せば、両方とも取得するということもありではないでしょうか。
糖質オフに関する資格や検定は、医療業界や介護・福祉業界はもちろんこと、スポーツ・フィットネス業界、美容業界、健康食品業界、広く食品業界全体にも必要とされる知識やノウハウとなっていることは間違いありません。
そして何より、日常の生活に糖質オフの習慣を取り入れて健康管理に役立つことが、資格・検定取得の最大のメリットではないかと思います。